|
 |
動物界の弱者と言われる種は、弱者であればあるほど生まれたときには、
その種の成体に近い形で生まれ、同時におびただしい数の兄弟と共に、
生存競争の名の下にその営みを始めます。
生き残って種を保存しうる確率は、1%を大きく下回っています。
反対に万物の霊長と言われる我々人間は、誰しも、この世に生まれ出たときには、
赤ん坊の姿で現れるものです。
いきなり成人の姿で現れることはありません。
それも通常一回に一人から二人。
これは、大型動物でその傾向は強く、胎児でいる時間は長く、
一度に生まれる赤ちゃんの数も少なくなる傾向にあります。
これは、ある程度未熟児の形で産み落としても手厚い介護が期待できる環球を
得ることが可能となったために獲得出来た出産形態なのではないでしょうか?
通常、我々人間の赤ちゃんは、生まれたときに歯は生えていません。(稀に先天的に生えていることもありますが、)
お腹が空けばオギャーと泣き、オムツを汚せばオギャーと泣きます。
その顔を真っ赤にして泣く赤ちゃんの口の中を覗いてみると、見えてくるのはベロや頬っぺたといった粘膜だけです。
美味しそうにおっぱいを飲んで約半年経って初めてようやく、下の前歯らしきものが
見えてきて、それからだんだんと歯が生えてきだして、乳歯の生え揃うのは
二歳半から三歳前後です。
やがて六歳のお誕生日を前後して乳歯の後ろから、大きな永久歯が顔を出して参ります。
第一大臼歯いわゆる六歳臼歯です。その大きさは、永久歯のなかでも最大です。
成人になる頃には、食べものを咀嚼(そしゃく)する時に他の永久歯を引き連れて、
ガツガツと粉砕、臼磨してくれる臼歯群のなかでも最大の働きをしてくれるのが、
この第一大臼歯なのです。
一生涯お世話になってゆく臓器の中でも、最も大事な器官のひとつと言っても
過言ではありません。
そしてこの第一大臼歯の萌出をかわきりに永久歯の交換が始まり、
第二大臼歯放出及び永久歯列完成まで、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる頃から
一般に成人に至るまでの期間を担当する歯科のことを
一般に、小児歯科と呼んでいるのです。(病院、歯科医院によっては、18歳までの患者様の場合だったり、障害児童では20歳を超える患者様を診る場合もあります。)
佐野歯科医院では、北千住はじめ、足立区周辺地域の小児を中心に小児歯科治療を
行っております。
当医院に通う患者様はもとより保護者の方にも、成長発育に関する知識をはじめ
虫歯予防のためのさまざまな指導等を行っております。
例えば、マイナス一歳児の保健指導として、妊産婦健診の際には、
新生児の歯科的注意事項の啓蒙活動を通じて、産まれてくる赤ちゃんの歯を、
虫歯や歯列不正から守る予防歯科大切さを知って頂くことに務めております。
たとえ小さなお子様でも、大切な歯を守るのは大人と同じです。
佐野歯科医院では、「乳歯の虫歯一本でも、放っておけば後継永久歯に影響が出て、
噛み合わせはもとより、顔貌や全身の発育にも大きく影響することを考えれば、
小児だからこそ大人以上に大切に見守らなくてはならない。」と考えております。
そこで当歯科医院では、たとえ小児の患者様といえども、
患者様一人ひとりに合った治療計画を立案し実行することで、理想的な咬合の
獲得をめざしたいと考えております。
そしてフッ素歯面塗布、フィッシャーシーラントと言った予防処置はもちろんのこと、
小児のうちから定期健診を行い、歯科治療に対する恐怖心を植え付けさせないために、
痛くない楽しい医院と思って頂けるよう心がけております。
将来、歯列不正が心配されるお子様には、咬合誘導や歯列矯正の必要性を
ご紹介したり、無料でご相談する機会を設けております。
そして、ご家庭の生活パターンに対する歯科的介入のタイミングなどを、
患者様や保護者の方と密に連携し、最小の介入で最大の効果を上げる
診療を目指しております。
最終的には、お子様たち自身で歯の大切さを理解していただき、
結果として自ら進んで定期健診の予約をし、「自分の歯を自分で管理する」自立型の
予防歯科に移行出来る「大人」に成長してゆくにあたり、生涯お付き合い出来る
本当のかかりつけ医を目標としております。
小児歯科 北千住
|
|